(2019年10月)


 秋の花粉症、39℃台の高熱が出る、
咳がでて夜寝られない、中耳炎・・・
などの報告が多くありました。

早退やお休みをするお子さんもいて
保護者の皆様には早々の対応をして頂いています。

体調万全・元気に運動会が
迎えられるように願っています。




水いぼについて

~放っておいていいのかしら~


 からだのあちこちに出来る丸くて光った小さなイボです。
ちょっと季節外れな話題かと思いますが、
実のところ年間を通して一番多く質問を受けています。

例を挙げながら私なりの見解でお答えしていきたいと思いますので
参考にしてください。
もちろん信頼した医師の指示にも従ってください。


お友だちや家族にうつりますか?

誰でもうつります。
水いぼをつぶすと白いかたまりが出てきます。
この中にウイルスが含まれていて、
これが皮膚につくとうつります。
水いぼがつぶれてしまい、肌の接触などが原因です。
集団生活ですから、うつるのはお互いさまです。
うつる機会を最小限にすることを心がけています。
うつりやすい肌質ってあるんですか?

アトピー性皮膚炎や乾燥肌は、
ウイルスが皮膚に侵入しやすくうつりやすい、
悪化しやすいと考えられています。
大きくなってる、増えた気がする・・・
いぼをとった方がいいですか?

水いぼ自体は痛くもかゆくもありません。
いくら増えても、からだには無害です。
無理にとるようなことはしなくてもよいです。
どんなに増えても必ず自然に治ります。
痕が残ることもありません。
ただし治るのに時間がかかります。
何もせずに様子をみていたとして1年くらいかかります。
水いぼを掻き壊しちゃった・・・
受診の目安は?

水いぼを爪で掻き壊して出血したら、その部分だけ消毒します。
その後とびひなどの皮膚の病気が起きてしまうことがあります。
いぼが赤く腫れあがっている、痛みがある、
傷があり膿んでいるようなときは、
皮膚科などの受診をしてください。
普段のスキンケアを知りたい

掻き壊していない水いぼは消毒をしたり薬を塗る必要はありません。
水いぼとは関係なく肌が弱いお子さんは、
継続的に医師から指示された治療をすることや
保湿剤で乾燥肌のケアをしていきます。
水いぼが完全になくなるまで、
皮膚のチェックをして清潔に保ちましょう。