(2020年月)

節分です。邪気を追い払い、一年の無病息災を願います。
 


 まだまだ、寒い日が続いています。
雪が降って戸外に出られなくても広いホールで走り回っています。
「暑い、汗かいた」と言って半袖になる子もいます。
寒い時期でも体を動かして体力づくりに心がけています。
職員も子どもたちの元気印をたくさんもらっています。





『知恵熱』の本来の意味をご存知でしょうか



知恵熱の本来の意味は、
赤ちゃんが生後6ヵ月から1歳頃にかかる感染症による発熱です。
ひと昔まえ、まだ免疫の知識がなかった時代に、
原因不明の発熱を「知恵熱」と呼ぶようになったそうです。

ちょうど乳児が知恵づきだす頃の熱であることが名前の由来です。
諸外国では、歯が生え始める時期の熱という意味で
"teething fever"(生歯熱)と呼ばれています。

現代では、頭を使いすぎた、知恵をだしすぎた
という場合に起きる発熱という意味に使われています。


赤ちゃんの知恵熱

赤ちゃんの知恵熱の原因は、ウイルスによる感染症です。
知恵の使い過ぎで高体温になることはありません。
生まれたばかりの赤ちゃんは、ママから免疫をもらうため
あまり風邪をひくことがなく熱も出ません。

しかし、生後6ヶ月頃からママからもらった免疫がなくなり始めるため、
風邪をひきやすくなります。
保育園に入園したり、公園デビューしたりする時期なので
感染しやすく熱がよく出る状況になるのも一因です。


年長児・児童(小学生~)の知恵熱

児童の知恵熱の原因は、感染症による発熱と
ストレスによる高体温症の2つです。
季節の変わり目や、運動などで頑張りすぎたときなど、
体力が落ちていると感染症にかかりやすくなります。
また、ストレスによる知恵熱の原因は、
テストや運動会、発表会などで周りからのプレッシャーを受けて、
ストレスをためてしまうことです。
自律神経やホルモンバランスが崩れると、体温が上がってしまいます。


思春期~大人の知恵熱

大人の知恵熱の原因は、ストレス性高体温症、または心因性発熱と言われます。
自分でも頑張りすぎたという自覚があって、
「知恵熱かな?」と感じることもあるでしょう。
心身ともに疲労感があり、ストレスの原因を取り除いてもしばらく微熱が続き、
肩から首筋、頭のまわりの筋肉がこわばる緊張型頭痛や、
軽いうつや不安を感じる精神疾患などを伴うこともあります。



新型コロナウイルス感染症について


中国武漢市で発生したと思われる、
謎の新型コロナウイルス感染のニュースをご存知かと思います。
重症の患者が多数いるなどインターネットなどで検索すると
新しい情報が次々にでてきます。
実際に日本では、指定感染症(2/7施行)になり
感染拡大を防ぐ働きかけをしています。
注・1/31に2/1施行に前倒しすることが発表されました。


しかし治療法や予防法などまだわかっていません。
そのような中で「~をするといいんだよ」「○○さんが感染したらしい・・」
などのデマやフェイクに惑わされないよう注意してください。

皆さんは、一般的な予防方法をとるのがよいでしょう。
手洗い、うがい、十分な睡眠や休養、過労や
過度のストレスの回避、栄養バランスのとれた食事
といった「当たり前」のことをしているのが一番です。