(5月)
調
室から

新年度スタートし1ヶ月経ち、
これから増々活動の範囲が広がっていく季節になります。

5月5日はこどもの日で「端午の節句」。



もともと中国から伝わった五節句の一つで、
ちまきや柏餅を食べます。ちまきは中国の聖人「屈原」の忌日が5月5日にあたり、
とむらうためにお米を笹で巻いて蒸したものを供えたのが始まりといわれています。
柏は、新芽が出るまで葉が落ちないことから、
後継者が絶えない縁起の良い木であり、
また葉の強い香りが邪気を払うとされ、
餅を柏の葉に巻いて食べる風習が生まれたといわれています。


★朝ごはんでしっかり栄養補給



「朝食について」
近年、朝食を摂らずに登園してくるお子さんが増えてきています。
人間の脳は睡眠中も休みなく働いているので、
朝起きた時は脳のエネルギーが不足した
状態になっています。朝食を摂らないと
昼食までエネルギーが補給されないので、集中力が
なくなったり、イライラしたりします。
その場合、昼間の活動に支障が出ることもあります。
1・朝ごはんの栄養の重要性

 乳幼児期は、体重1kgあたりのエネルギーや栄養素の必要量が、
 大人の2~3倍です。
 しかし、子どもは胃の大きさが小さく、
 咀嚼・嚥下・消化機能も未熟です。
 そのため、一度にたくさんの食事を摂ることができないので、
 子どもにとっては、1回1回の食事がとても大切です。
2・朝:昼:夜の食事のバランス

 朝ごはんは、昼食や夕食と比較して軽くなりがちですが、理想はしっかりと。
 朝:昼:夜は同等で、そこにおやつをプラスするのがベストです。
                    
3・朝ごはんに食べたい食材

・ごはん(米) お米はエネルギー源となる炭水化物を供給してくれます。
 体温を上げる働きがあり、活動の源になります。
 しっかりごはんを食べましょう。
                          
・納豆・豆腐・卵・牛乳など たんぱく質を多く含む食品は、
 子どもの身体の成長には欠かせない食品です。
 ごはんにプラスして必ず摂取しましょう。
                     
・野菜や果物 野菜や果物に含まれるビタミンAやビタミンCには、
 身体の調子をととのえ、抵抗力をアップする働きがあります。
                       
4・朝ごはんづくりのコツ

・パターン化すると楽! 忙しい毎日の中では、
 朝ごはんが負担にならないように、
 パターン化しておくのがおすすめ。
 いつもの食事だと準備しやすく、
 子どもも安定して食べてくれます。  
・夕食時に朝ごはんの準備をしておくと楽!
 翌日に使うことができる野菜を夕食の調理時に切ったり、
 煮たりしておくことで、朝食の時短につなげましょう。
 まとめて作って冷凍しておくのもおすすめです。
・総菜はたくさん作って冷凍して使いまわすと楽!
 「ひじきの煮物」や「小松菜のふりかけ」を
 たくさん作って冷凍しておきましょう。
 ごはんと合わせてチャーハンにしたり、卵と合わせてオムレツに。
 ひと手間加えると主食・主菜に変身します。
5・朝ごはんをしっかり食べるための生活チェック

 夕食は寝る2~3時間前に食べ終わる
 夜のブルーライト(スマートフォン等)は厳禁とする
 寝る前は激しい活動をしない
 寝る時は部屋を暗くする
 朝はゆとりを持って起きる
 朝の光を浴びる