(7月)調室から


気温が高い日が続いています。
暑い夏に体調をくずさず元気に過ごすためには、毎日の食事が大切です。
こまめに水分を補給して、栄養バランスよく食べるようにしましょう。


 
【土用の丑の日について】

 上記の食材の中にもある「うなぎ」を食べる日とされる、土用の丑の日。
「暑い時期を乗り越える」といった意味で古くからうなぎを食べる習慣があります。
上記にも記したように、ビタミンAが多く含まれ、ビタミンB群も豊富です。

スタミナをつけることによる夏バテ防止効果だけではなく、
のどや鼻の粘膜を健康に保つ働きがあります。
なかなか治りにくい夏風邪の予防にもなります。
 
今年の土用の丑の日は7月28日木曜日になります。
幼児は、給食でうなぎを使ったメニューですので、楽しみにしてください☆
 ご家庭でもぜひ、うなぎを食べて暑い夏を元気に乗り越えましょう!



旬の食材を食べましょう!

四季に恵まれた日本では、それぞれの季節に採れたての旬の食材を味わうことで、
生活の中に季節を感じてきました。旬とはその食材が最もおいしく栄養豊かな時期です。
夏は身体を冷やし、冬には温めるなど、季節に合わせて
私たちの体に働きかけてくれる食材が多く、
食べることで体調を整える効果をもたらすものもあります。
旬の食材をメニューにうまく取り入れてみましょう。

 

 ~夏が旬の食材~
●きゅうり、なす・・・体を冷やす効果がある。余分な水分を排出する 利尿作用も。
●トマト・・・βカロテンやビタミンCが多く含まれ、美肌作用や日焼けした肌を回復させる効果がある。
●えだまめ・・・ビタミンB1やC、カリウムが豊富。汗で流れたカリウムを補える。
●うなぎ・・・ビタミンAを多く含み疲労回復に効果がある。
●あじ・・・骨を強くするカルシウムや血液をサラサラにするDHA、 EPAを含む。
 
 身近な食材が多くあるので、是非取り入れていきましょう。



野菜をおいしく食べよう
野菜をたくさん食べることが健康にとって大切なことは広く知られていますが、
特有の味、風味、歯ざわり、食感を持つ野菜は、子
どもには受け入れづらい食べ物の一つです。
2~6歳児の保護者の調査では、野菜を毎日2回以上食べる割合が50%程度、
1日に1回も食べないことがある割合が20%を超えています
(「平成27年度乳幼児栄養調査結果の概要」厚生労働省)
 
      

★野菜への関心を高めよう
子どもたちは、生活の中での体験を通して、嗜好を獲得していきます。

触れて関心と意欲をアップ
様々な形、色をした野菜は、絵本にも登場するくらい、
子どもの興味の対象となります。
特に夏に収穫される野菜は、色鮮やか。
新鮮な野菜が並ぶスーパーの陳列棚には、大人もワクワクしますね。
食べ物を見て、話題にすることで、子どもの意欲を育みます。

「見る」ことで抵抗感を減らす
人は、見る回数が多ければ、多いほど、その物への抵抗感が減っていくものです。
たとえ、食べなくても見るだけで効果あり。
「見るだけ」→「ひと口食べるだけ」とステップアップすることを目指しましょう。
食べている姿を見て、安心して挑戦できる 家族やお友達がおいしそうに食べる姿を見て、
子どもは安心感を抱きます。真似して食べてみよう!
と思えるように、楽しい食事環境を整えましょう。




~コラム 野菜ジュースの栄養について~

野菜ジュースのパッケージを見ると、
子どもが食べてくれない「野菜」がたくさん使われているため、
とっても魅力的に感じます。

様々な栄養素を手軽にとることができるのが野菜ジュースのよいところですが、
実際には「野菜」とは異なり、搾汁したり、加熱処理をすることで
ビタミンCや食物繊維などが減っています。
野菜ジュースを飲んでいれば、安心!と頼り過ぎることなく、
普段の食事で野菜をバランスよく摂るように心がけましょう

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