(2019年5月)

先月は、気温が上昇したかと思ったら
雪桜が見られるなど気候が安定せず
体調のコントロールが難しかったですね。

保育園では、りんご病や胃腸炎、
市内ではインフルエンザが流行しています。

例年より長~いゴールデンウィークを
健康管理に注意して楽しくお過ごしくださいね。


幼児の成長痛
~慌てずに対処する方法~



「膝を痛がります成長痛でしょうか?」
というような質問をよく受けます。

成長痛かな?と思っても
我が子の訴えには不安や心配になるものです。
成長痛とは何なのかちょっと考えてみましょう。

中学生くらいの年齢によくある痛みなのですが、
幼児期~小学校低学年の時期にも生じます。
幼児期に「痛い、痛い」と
泣いて訴えるなんてこともあります。

成長痛
の特徴
疲れが蓄積された
夕方~夜にかけて痛みが強く出る。
翌朝には軽減し昼間などの活動中は
訴えないことが多いです。
原因 色々な説があり、はっきりしていませんが
身体面・心理面の2つの説があります。


体を活発に動かすことや
骨が急速に成長するため
骨の成長に筋肉がついていけず
関節周囲に炎症が起こることや
骨そのものに痛みが
生じている場合があります。


身体的な原因に加えて、
性格が神経質や甘えん坊
の傾向にある子が
自分の満たされない気持ちを
痛みとして表現する場合がある。

ただ仮病ということではなく
昼間の疲れが夕方以降に
具体的な痛みとして
現れることはあるようです。
痛がる
ときの
対処法
甘えたい気持ちを満たしてあげると
案外治ることがあります。
「どこが痛いの」と優しく聞き入れ、
マッサージしたり湿布したり
労わってあげることが秘訣です。
幼児期の成長痛は愛情の処方が
一番効くとも言われています。
強い痛みに
ならない
ために
疲れが溜まらないようにする。
血行を良好にするためにストレッチをする。
夜更かしせずに十分な睡眠をとること。
日頃からこころを満たすこと。
病院受診の
必要性
痛みが昼間も治まらず
活動を制限するようになったり
頻繁に痛みを訴えるとき。
腫れや赤みを伴っているときは
必ず整形外科を受診しましょう。



保健指導を行います

保健指導と言っても、4、5歳児に
それぞれの状況や季節に合わせて
20分くらい「ほけんのおはなし会」を開きます。

話が一方的にならずに表情や発言を
見聞きしながらすすめていきます。

目的は、日々の生活の中に
清潔動作や健康管理が身につくように、
また自分の体やお友だちの体の大切さを
わかってもらえることです。

子どもたちが
「こんなこと聞いたことあるな」
と心の片隅に残しておけるように…
と思っています。