(2020年月)


・寒蝉鳴(ひぐらしなく)8月12日頃
カナカナと甲高くひぐらしが鳴き始める頃。
日暮れに響く虫の声は、一服の清涼剤。


      

夏に多いスキントラブル

トラブル1

あせも

汗のたまりやすい首まわり、
わきの下、ひじのうら、ひざのうら
などにブツブツができます。
はじめは、白いブツブツで
かゆみもありませんが、
放っておくと炎症をおこし
赤くなりかゆみがでてきます。

トラブル2

虫刺され

「蚊に刺されたくらい」
と思っていても
子どもは、すぐにかきこわしてしまい
とびひや二次感染をおこします。
トラブル3

水いぼ

伝染性軟属腫ウィルスを
原因とする皮膚疾患の1つ。
ぶつけたり、引っかいたりすると
水疱が壊れて、時々、
その炎症が化膿したりして
とびひや二次感染をおこします。

消えていく速度よりも、
発疹が次々と自分の皮膚に
拡大していく速度のほうが早く、
一定期間その数は増え続けます。

しかし数か月すると、
その拡大は止まり自然と消えていきます。
1年以内に自然治癒することが一番多く、
早いと6か月、
遅いと2、3年程度で治ります。

トラブル4

とびひ

子どもにもっとも多い皮膚病です。
かゆみのある水疱やかさぶたをつくります。
感染力が強いので注意が必要です。
抗生物質を使った治療が必要になります

トラブル5

小児ストロフルス

虫刺されが原因で起こる皮膚過敏反応です。
虫刺されのあと褐色のしこりが
ポチポチと残ります。

とびひのような感染力はありません。
7、8歳までの子どもにみられる疾患で、
虫刺されに対する免疫力がまだ
不十分なためにおこると考えられます。
特にアレルギー体質の子がなりやすい。

 
 ~スキンケアのポイント(拭く→保湿はセット)~

* 汗をかいたら濡れたタオルで拭いたり、
シャワー浴でさっぱりしましょう。

* ドライ素材(化学繊維)の衣類は人気がありますが、
皮膚トラブルを予防するには
綿100%素材の下着のほうがよいでしょう。
(こまめに着替えをすることが前提です)

* ゴシゴシと石けんで洗う機会が増えますが、
皮膚のバリア機能まで流してしまいます。
 シャワーのあとは、
セラミド配合で無添加の保湿剤を塗りましょう。
 また、抗生物質やステロイド軟膏を使用する場合は
保湿剤のあとに塗るようにしましょう。