(202年5月)


~皐月~

早苗を植える時期
「早苗月(さなえづき)」
を略したもの。
”皐”には「神に捧げる稲」
という意味があります。

 
≪ 水イボがあるお子様は、早めの対策を ≫

 水いぼの正式名称は「伝染性軟属腫」といい、誰でも罹る皮膚疾患です。
イボに対しての免疫力が高まると自然に消えていきます。

しかし、体じゅうに広がると完治しにくいことや、
イボが赤く腫れて化膿し痛みを伴います。

また、イボが破けてしまうとイボの中身が飛び出して
お友だちにうつしてしまうという欠点があります。

積極的に治療をおこなう疾患ではありませんが、
暑い季節には水遊びをはじめ、肌を露出することが多くなります。
体中にいくつものイボがある、赤く腫れあがっている、
痒みがありかきこわして傷になっている場合は、治療をおすすめします。
わからないことなどがあればご相談ください。





≪ 低年齢に広がる5月病 ≫

 よく耳にする5月病とは、中高生や社会人1年生が
GW明けに胃腸症状・睡眠障害・倦怠感・うつ症状などの
身体症状が現れ登校や出社が出来なくなるという症候群です。

 近年、保育園児でも心と身体のバランスが崩れることが多くあると報告があります。
4月は、新しい環境に馴染もうと緊張の毎日。

そんなところへ連休に入り心身がリセットされます。
リセットされるのはいいことなのですが、
連休明けに「また、頑張らなければ…」「もう、頑張るのはヤダな」
という偏った精神状態になってしまうことが5月病の原因です。
 

~症 状~

 幼児の場合発熱、お腹が痛いという身体的な症状のほかに、
寝言や歯ぎしり、弟や妹に八つ当たりなどいじわるをする、
泣き虫になり赤ちゃんのように泣き叫んだりするなど、
おうちの方が気づく兆候として
「なんだかいつもと違うな?」という症状が現れます。
 

~対処方法~

 小さな子どもの場合、嫌なことを説得させることは
理解度の面からも逆効果です。
言い訳や甘えに耳を傾けることが大事です。

そのほか、リラックス効果がある対処法として
好きな音楽を聴いて歌をうたう、青い色を見る、柑橘系の香りを嗅ぐ、
頭皮マッサージ、甘いものを食べる、太陽の光を浴びること・・・
がよい薬になりそうです。

もしも「5月病かな」と感じることがあったら、
たくさんスキンシップをとってください。
保育園にも症状をお知らせください。
コロナ禍ではありますが、
一年で一番爽やかな季節を、爽やかな気持ちで過ごせるよう、
フォローしてあげたいです。